最近は物騒な話題が増えた。 「京都小2殺害事件」にしろ「10年間監禁事件」にしろ,心がきちんと成長できなかった人が起こしている。
この頃,仕事や剣道を通して出会う高校生や大学生をみると,甘やかされて育った人が多いような気がする。 親が「しつけ」できないのだ。叱ることができない。迷っているときにポンと背中を押してあげられない。これでは,うまく成長できない。近年は「人と出会う機会」が少なくなっているので,付き合いべたも多い。人間としての経験値が低いのだ。
ふつうは,人付きあいの中で「命の重さ」も学べるはず。でも,あっさり人を殺してしまう事件が増えたことからすれば 「他人の命」は軽いようだ。人付き合いの希薄化がこの軽さを生んでいる。 「個人」を中心に「他人」が飾りのようにいるだけ。こんな育ち方をしている人はいないだろうか。 「他人」がただの道具にしか見えない人はいないだろうか。せっかく感情というきめこまやかな部分をもって生まれた生物なのに,それを発達させることができずにいるのはもったいないことだと思う。
これから生まれる子供たちのためにも私はもっともっと人間とかかわり,成長していこう。そして,多くの経験をさせてくれた私の両親と家族・友人これから出会う人に感謝して生きていこう。