【講習会】4/13 充実講師陣1日目 #30

今回は全剣連講演の講習会ということで、講師にH先生と、I先生が参加されました。八段戦前なのによく来てくださったなぁと感謝感謝。

■ 講話
講話では、両先生の審査での取り組み、失敗など親近感が湧くような内容もあり。ただし、落ちた後の努力は人の◯倍もあったに違いない内容をさらりと話された。「あたりまえのことを、当たり前にできる」ようにすること。

■ 指導法
木刀に寄る基本技稽古法を剣道具をつけて実践する方法を、教えていただいた。限られた時間で丁寧に分解をして何度も繰り返して見せてから、実際に動くという流れ。そして再度ポイントを説明した後、通してやる。スムーズな進行だった。

■ 指導稽古
・同じ段位の人と組む 
 基本技を大きくから小さく。
・集中をしての互角稽古→よかった組の模範稽古
・高段者へのかかる稽古
・高段者同士の稽古→よかった組の模範稽古

その後、休憩をとって指導者やそれぞれとの稽古。

H先生とは一昨年、社会体育の講習会で講習生としてご一緒したので今日はH先生に並ぶと心に決めていた。

休憩時間に、同じ剣連の先生が「さっきH先生に、彼女はいつ七段?って聞かれたから、今度六段受けるはずですよって答えておいたよ」と言われ「まさかー」ってつい笑い飛ばしちゃった(-_-;) でも覚えていてくれたこと、そのことが嬉しかった。

休憩の半分の時間が過ぎた頃に誰かが手ぬぐいに手をかけるのを見て、面をつけて飛び出した県警の人を見届けてダッシュで面をつけて、5番目にH先生の列に駆け込んだ。挨拶をすると、ニコッとして「よろしく!」と声をかけてくださった。

並んでいる間に、先生と他のかたの稽古を見て、稽古をどうやるかの流れをまず学習。いきなりかかっていく人は少し短めに終わってしまう印象。私の前の県警で全日本にずっと出ている人は、かかるけど機会もつかむよい稽古をされていたので勉強になった。

自分の番。
先生が指導の中でこだわって話をされていた礼法から合わせるようにして、立ち会いのつもりでいきなり飛び出さないように我慢。先生のどうするのさあ来いのところでなんとか打ちにいける。もちろん先生のペースだし引き出して打たされている部分も多いけど、1本面がストンといけたのは、ニコっとされて、その後1本勝負。先生の小手パクンの後、打ち込みをして終了。

終わった後の息の苦しいこと^^;

息が少し回復した所で、F先生にお願いした。
手元をなるべく浮かないように、変化が少ないように動くも、この先生はほんの僅かな反応でバクんと打つ。打つの「う」で打てる先生なんだなぁと感じた。どんだけ微調整しても「う」だった。凄いなぁ。あまりよいところは出せぬまま最後打ち込みで終了。

そんなこんなで、稽古終了。

稽古後にH先生のところにいくと、
「今度いつ七段受けるの?」と聞かれ「先生、私は来年の秋以降に六段の受審資格ができます」と答えると、「えっそうなの?なら今のまま自信持っていけばいいよ。下がらないし、攻めも面もいいよ。強いて言えば、僕もそうなんだけど、打ちたいときに攻めながら腕が前に伸びてくるのを、逆に引くイメージにして打つといいよ!強い打ちが活かされるから。」とアドバイスをくださった。本当にありがたい。

前回ご一緒した時もそうだけど、この先生は本当に明るくて褒め上手。いいところをとにかく引っ張り上げる。だから愛知県の女子の監督なんだろうなぁ。

剣道の神様にご褒美をいただけた気分になれた。

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帰り道、松本トンネル手前の道を、カーナビに左折を案内され曲がって回り道。たどり着いた先は田んぼの中のお墓がいっぱいある行き止まり(>_<) 元に戻って左折すると、カーナビが機嫌よく左折を指示してトンネルに繋がる道へ。真っすぐ行けたのに何故にお墓に案内したんかな?