【稽古】12/9 審査会の人 #100

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初段〜三段の審査会のお手伝い。
朝から小雪が舞いとても寒い。

■ 立会係
立会い係としては、初段と三段のところを交代で担当。
ここ数年で何回かやってきたこともあり、少しは広く見渡せるようになってきた。

初段:
この時期の初段受審者は、部活でひと夏を越えていることもあり、だいぶ剣道らしい動きになっている。大人の場合は、動きは多少ぎこちなくても中学生とは違う迫力があっていい。立ち会いをやっていても、入れ替わりの間違えとかは多少あれども、大きなトラブルはないので助かる。

やたらと応じ胴に行く場面が多く、大体は打ち遅れてしまい打突としては残念なかんじ。胴は難しい技だなぁ。

三段:
高校生でバリバリ活躍していた子もいて、見応えがある。動きもいいので、あさっての方向まで行ってしまうのが、我慢のしどころで「やめ」をかけないですむように心のなかで「帰ってコーイ!」と願うばかり。

女子は、男子といっせーのせ!で打ちに出てしまうので、潰されてしまい良い所が出せずに終わってしまう印象が強い。試合などでバリバリにやっていただけに、ここで負けん気が出てしまう。わかる気がする。わたしも五段の時だってそうやってもったいないことをした期間があるので。昔、先生たちに「スピードで張り合うな」と言われていた意味がよくわかる。これは何段の受験でも同じだとおもう。

途中、転んでしまった女子がいた時に、止めをかけられたのは良かったが、試合の要領で両手を挙げて止めてしまったのが恥ずかしかった。

ちなみに、スピード勝負で対応していた女子は、やはり多くが合格できなかった。次回頑張って欲しい。

日本剣道形:
初段も三段も大きく間違っていた人はいなかったように思える。
ただ、間合いのとり方は難しい。横に揃えて皆動くため、組みによってはみんなで中心からずれてしまった場面もあった。

何にせよ、慣れてきたとはいえ、緊張する…。

■ 稽古会

合否が出て、その後の稽古会。
受審者はほとんど残っておらず、審査員や役員などでの稽古。
先生が多く掛かりては少なめ。

T先生;
八段を受審するのを重ね、どんどん立ち姿や打突が綺麗になっていっている気がする。こうやって無駄がそぎ落とされていくのかなぁ。
稽古では、なるべく上と下を使うようにする。テコも意識するが、うまく打ち抜けができない。なんだかバランスが悪い。
ラストも小手を打つが、体勢が収まらないまま終了。

N先生:
最初は先生の様子見で自由に打たせていただいたかんじ。その後は、パクン、パクンと体勢を整えるタイミングで面と小手がくる。つまり、自分の体勢を整える際に攻めが緩んじゃうってこと。あとは、テコのヒントをくださって、「おまえ、テコの使い方がおかしいぞ、左手と右手の間に支点が来るんだぞ」。何回かやってみても「それは振りかぶりで、テコと違う」、更に回数を重ね、まあまあのところまで。まだまだ研究せねば。

O先生:
大きな目でぐっと見られての稽古。横に振られると、打ちも横からになってなかなか体勢が定まらない。たぶん、上体がかぶった姿勢になっていたかも。打突した時に足がはね足というか、抜けたので。
最後は面を引き出していただいて終了。

3人しかできなかったけど、みっちりこってり。

コメント:
・すりあげられないように警戒しちゃったよ。あれはいい技だね。
 小手を打ったあとに体勢が崩れちゃうのがもったいない。

・真ん中で責めているときは、怖いよ。でも左右から攻めようとしているときは動きが見えちゃうから全然こわくなくなるよ。やっぱり真ん中でせめて来る時が、いいところだと思うよ。

■ 総括
先週の稽古で、結局はテコができないと高段者にはなれないという結論まではよかった。良い感触が稽古で得られたのも良かった。でもまだまだ理解ができていない。

テコは右を支点にしていたけど、ちょっと違うみたい。足もつけて打ててないから、体勢が崩れるんだと思う。
これは秘伝書を目を通し直して勉強しないと。

まだまだ、やることはいっぱい。