【大会】 3/6 県支部対抗戦 #19

朝は大変な冷え込みの中、大会へ。

本大会は、長野県剣道連盟加盟の17支部対抗戦で7人戦(各年代から)。、大会後は交流稽古会、情報交換会と盛りだくさんな中行われる。今回が第3回とのこと。

■着替え&アップ。
今回は試合数も多そうだし、肉離れもまだ完治ではないので、キネシオテーピング、スーパーラップで横からもまき、冷えないようにスポーツ用タイツも履いて、万全の装着。アップ前には特に足回りのストレッチなども念入りに行い、ギリギリまで靴下は脱がないでいた。

アップは、調子確認のため、自分としては、暖めるというよりは、ほぐしながら感触を確かめるレベルに抑えた。基本的には、切り返しと面打ちだけ。

アップ終了後は、各支部でクジを引いて抽選会、これは面白いなぁとおもう。うちの支部は2試合目に決定。

そして開会式。
会長も国会開催中なのに来て挨拶をしてくれて、この人は偉い人だなぁと。そして、声もいい声。

■試合
試合までの待ち時間は靴下も履いて、ジェットヒータ付近で足回りだけは、冷やさないように努めた。

<1試合目>
私が負けると試合はおしまいというスコアで回ってきて、これはどうやっても取るしかないという状況。

腹を決めて、まずは、構えて相手の様子をみる。
すっと私が足を前に出すと飛び出してくる。動きもいい。
連続技も打つし、面の伸びもある。
ただし、上に浮いて打ってくる。

これは引き出して打つしかないなと、相手が飛び込んでくるところを打つも、審判には届かない。胴があくので何度か胴を打つが、たぶん、竹刀の元に近いところにあたっているという判断で旗が全部そろわない。

なので、すこし剣先の所で時間を置いてから、くっと足を出し引き出して面に出てきたところをを面を打てたので、抜けてアピールで1本になった。

これで1本を守っても良かったが、そうすうると、大将が引き分けた場合に代表選になってしまうので、もう1本を狙うことにした。

相手は、連打してくるようになったので、その中から面に浮いてくるところを胴にいくが、なかなか審判に届かないので、出小手にいったら、1本になり、なんとか2本勝ち。

大将も粘って引き分けたので、3(7)ー3(6)で本数勝ちで2回戦へ駒をすすめた。

<2回戦>
ここも強豪とのことで、試合の前半の流れが悪く、あー、チームは負けちゃうかもなとおもいつつも、それでも自分のところでなんとか食い止められるならがんばろうと、集中。

5人目が2本負けできた時点でスコアが、2(3)ー3(3)で1人負け。

前のことはすっぱり忘れるつもりで会場に入って蹲踞。
相手の方は私よりは年配の方で、立ち姿も構えも基本を大事にしてきたんだろうなという印象。ただし、凄みはない。

スット間合いを詰めると、剣先がピクンと上に浮く。
少し相手が引き、気をとり直したので、もう一回スット間合いを詰めて軽く浮いて面に来ると思ったので、途中まで面の軌道で剣先を合わせて、手を返して胴を打ったら1本になった。

その後も時間はたっぷり残っているので、ジリジリと前に詰めるようにして、いくつか仕掛けるも、相手が避ける。

もう1回相手が面を打ってくるように、先程と同じように、間合いを少しつめて剣先を少し開いてあげて浮いてそのまま面に来るところをすり上げて面を打ち、旗が上がった。

なんとか2本稼いだので、大将が引き分け以上なら勝ちという状況に。大将は最初に会心の胴をとったがすぐに小手を返されてしまい、時間ギリギリまで粘りに粘って、なんとか引き分けてくれた。

2回戦いも 3(6)ー3(4)と辛くも決勝リーグへと進出できた。

ここで、1時間程度次の試合まで空くことになったので、他の試合も見つつお昼タイム。りらーっくす。

<準決勝>
まったりと休憩をしたので、だいぶ気力も回復。

昨年2位で粒ぞろい、優勝候補の長野支部との対戦。私のポジションは、全日本常連者の彼女。今まで試合で1本もとったことはないけど、負けパターンを押さえておけば大丈夫かな?と思いつつ準備。

決勝リーグは、場内放送が入り、チームと審判員の紹介、正面への礼があり、気持ちが引き締まる。

試合展開は、相手が圧倒的で、三将が負けたところで負けが決定。
スコアは 0(2)-4(9)で、それはそれで食い止めるぞ!と思わせる内容。

会場に入り、相手のみに集中。お互いチキチキと剣先で攻めつつ機会作り。何本か打ち合うも、1本にはできない。

また チキチキと攻めて機会を作る。2度間合いを軽く詰めてぐっと相手がのってきたところ小手が見えたので、思いっきり踏み込んで打ったら1本になった。

その後、やはり匠な彼女に面に引き出されたところを小手に抑えられ1本返された。

時間もあまりなく、そのまま引き分けた。
自分としては、初めて1本とれたので、成果はあったかも。

大将が、奮闘をし2本勝ちをしてくれた。
チームは負けたけど、3位決定戦に向けては悪くない流れ。

<3位決定戦>
上伊那支部。ここは昨年4位だったところで、ここも強敵。
私の相手は、この人も昨年一緒に強化指定選手で切磋琢磨?した仲間で、お互い手の内はよく知っている中。

先鋒が奮闘したが、次鋒、五将、三将が負けてしまったので、私までで、勝敗が決まり、4位決定。

自分の試合は、今後に向けての試合なので、彼女とじっくりと。
やっぱり、お互いによくしっているというのは、4分ではなかかかうまい機会は作り出せないもので、起死回生の技も出ず、時間切れに…。
この、いつもの相手にどうするかってのは課題。
たぶん、最後の試合は力んだとおもうので、それも反省。

大将は1本とられて、1本取り返しての奮闘の末、引き分け。

試合に関して言えば、すごくもったいなかった。
もっとうまくチームのモチベーションを引き上げられたんじゃないかなと、その部分も課題を残した。
小学生の試合でもそうだけど、やっぱりチームの雰囲気作りも大事なんだよなぁ。

■ 支部交流稽古

大会終了後閉会式が行われ、稽古会。
どれだけ多くの人がいるのだろうか、相当数いる。

今回は何人もの女性の方にお願いをされ、稽古をいっぱいした。
私の中では、まっすぐ面にのること、左に捌く出小手を打つことをテーマに、稽古をした。1回だけ、納得のいく、左さばきの小手ができた。これは普段も意識して出来るようになれば、試合でも審査でも、体制を崩さず次にいけるよい技だと実感できた。

最後やっとこさ、先生に1人お願いできて、1時間の稽古時間終了。

■ 情報交換会

情報交換会では、いろいろな支部とジュース飲みながら、紹介したり紹介されたりの楽しい時間を過ごせた。こういう大会はいいなぁ。

■ 打ち上げ
今回は、4位ということで、支部で打ち上げをすることに。
今まで決勝リーグに行けていなかったので、快挙ということで、皆でがっつりのみました!

いやー、楽しかった。

■ いただいたコメント
・足幅狭くて、すぐに次の技が出せる体勢ができていた。
・足を怪我していたこともあるだろうけど、相手を引き出しての打突で決めていた。やっぱりそこは勝負の真髄じゃないかな。
・実は試合巧者のタイプだったんだねぇ。
・引き技も積極的に練習した方がいいわよ。
・先生とやっている時でも鍔迫りで自分からひいちゃダメよ。

自分の中でもいろいろ課題はあるので、今後の稽古でうまく消化したい。
大変勉強になった試合だった。

昔はあまりそういう意識はなかったが、
今は、この剣連に育ててもらっているという気持ちが強くあって、こうやって貢献できてよかったなと感じる。来年はもうワンステップUPしていけるよう、精進しよう。