第10回蹊剣会稽古会

蹊剣会の定例稽古会も,波に乗り10回目を迎えました。10回目ということもあり,できるだけ多くの先輩に参加していただこうと,電話をかけてお誘いしたり努力した。その甲斐あって,結構あつまった。

今回変わったことの一つ目は,いつも先輩は上座・学生は下座(っていったかな?)で今まで整列していたのを止め,円陣を組んで挨拶や準備体操,整理体操を行う形をとったこと。上下関係は「心の中にあるもの」という考えからです。なかなか和気藹々とした気持ちの良い雰囲気でした。

稽古は,切返し→自由稽古。

若干基本打ちをし1年の高橋君と初対戦。彼の剣道は,まっすぐで素直,そしてきれいな剣道。将来いい意味での「ずるさ」をみにつけたらすごい選手になるに違いない。

次に川原田さん。彼女はここ1年でかなりしっかりした剣道をするようになった。凄みがでてきたというか。人間が成長したのをみると,「自分も負けられん」とおもい良い刺激になる。

時期主将の玉盛君。長身を生かした伸びる面などを打てる人。迷っちゃう人の良さはあるけれども,今後やんちゃな下級生をひっぱていくと,精神的にのびるのかも。期待している。

1年の山渋君。最近りっぱな髭を口元に蓄えていて,「信長の髭もこんなイメージかね」とみいってしまう。きっと男の人は羨ましい髭の生え方をしているんだろうな。稽古はバネを生かしたすばしっこい剣道。もっともっと技数を増やして,試合をかきまぜられるような選手になってくれると期待。

2年の鈴木君は,最近につまっていた印象があったのだけれども,久しぶりにやってみたら,「だいぶふっきれたのかな」と思える稽古をしてくれた。下級生の突き上げをくらいながら強くなっていってほしい。

飴谷君はいつのまにか3年生になっていた。剣道は考えて考えてがんばっている。もうちょっとなにかが吹っ切れると,今まで以上に伸びると思う。力抜いてがんばってほしい。

榊さんとは,いつもバシバシ稽古するけど,本当にこの人は幸せそうに稽古する。嬉しくて仕方ないに違いない。姿勢を意識しながら,「まっすぐ,まっすぐ」と稽古した。結構充実。2回やったけれども,グンッと伸びる面にはよわいな。真似してタイミングを練習してみよう。

古思先輩とは卒業以来はじめての稽古。学生の頃の記憶が体によみがえってくる。厳しい稽古をいっぱいつけてもらっていたので。でも,今はそれが私の剣道貯金にかなりのよい影響がでているので感謝の人。いつもタイミングを見きられてバコバコやられていたので,かなり集中して跳ぶ。無駄な動きも極力へらしてがんばった。本日の稽古の中では1番集中していたにちがいない。

石井先輩のところへ。このころにはかなりヘトヘト。手と足がバラバラしてたいへん。学生時代のような稽古をし,最後面で終了。

ラスト1本で,新美君と。かなり久々。やっぱりバネのある人。最後の仕上げの意味で相面大会へ。彼とこれをやるとかなり良い面を引き出してくれるので練習になる。スピードもつくし。卒業してしまうのは残念。

麻生さんとの稽古は気が抜けない。普段の彼女と剣道やっている彼女は別人のよう。緻密だし,その場その場で完結しない。ちゃんと組立てて最後にどかっと決める。技も中途半端なうちだったとしても最後に残心で1本とれるようなうちをする。みならいたい。

みんなで整理体操をし,稽古は終了。シャワーを浴びた後,懇親会。いつもこの稽古会後中途半端にしか食事が取れない学生は弁当をかってもらい和気藹々とおはなし。私は河野先輩や武藤先生とお話た。武藤先生のマウスガードの話は興味深かった。(なぜかかないかって?企業秘密です。)

やっぱり,稽古会は人数がいたほうが楽しい。だから次回もがんばって集めよう。こういうことからこつこつがんばれば,学生とOBとの絆が深まり,よい盛り上がりになるに違いない。なんてったて自由な校風の元,のびのびと育った人の集団だから。ああ,楽しかった。

参加者:武藤先生,三枝先生,三輪先輩,三浦先輩(+お嬢さん),河野先輩(+息子さん),高橋克典先輩,石井直樹先輩,内山先輩,福永寛先輩,古思先輩,(ゲストで)麻生ご夫妻,榊さん,土屋