数年前に有る方に「あの時は無欲だった」という話を聞き、その後もたびたび「無欲」というキーワードを伝えてくれる。
稽古前、稽古の日誌を書くときに頭をよぎる「無欲」という言葉。「無欲?」「無心?」「集中する?」「無我夢中?」いろいろなイメージで体感したことと比較する。でもそれが正解なのかどうか…。
私はもともと移り気というか、稽古中の集中力が散漫な方なので、余計なことを考えず記憶に残らないぐらい集中することが難しく感じられる。でも最近は稽古前は1つのテーマをイメージするようにして、あとは「ああしてやろう」「こうしてやろう」はなるべく切り捨てて稽古に臨むようにしていたら、だいぶ集中することは身についてきた気がする。しかし、なにか意味のある試合や審査などは「〜しなきゃ」が頭をもたげる。
今朝、リンク先のコラムを読んで、ストンと合点がいった気がした。東海大相模高校の門馬監督は、日頃練習の中で「試合中は欲を持ち、試合では無欲に(欲を捨てなさい)」と指導しているそうだ。
コラムの引用だが、杉崎選手いわく「監督に言われてきたのは、練習中は常に欲を持って取り組めといわれています。もっとうまくなりたい。もっともっと打てるようになりたいと。その気持ちが自分を追い込めるのだからって。でも、試合になったら、欲は捨てなさいと。長打を打ちたいとか、自分が試合を決めるんだという気持ちは捨てるようにしなければいけない」とのこと。
実践に繋げられるかはまだまだだけど、ああ、こういう事なんだかなと。1つのヒントになったといいか。今の自分には良い記事だった。
【該当記事】
Number Web
練習中は欲を持ち、試合では無欲に。 東海大相模の独特なメンタル指導法。