卒業

卒業シーズン。新しい旅立ちに皆の幸多き事を願うばかり。どうぞ、チャレンジをいっぱいして軽やかにはばたいてください(^_^)

—- 以下、重めの雑感 —-

私の卒業式と言えば、どの卒業も足元がふわふわしたまま、確かな居場所を実感しないで終えてしまった。
小学校の卒業式は、クウェートから帰国して半年程度しかいなかったし、とにかく日本の環境に慣れるのに必死だった。ハードな受験勉強もあって、卒業式は印象がない、寂しいよりはホッとしていたはず。同級生の顔も思い出せない。

中学校と高校の卒業式は、大学まで持ち上がりということもあり、寂しい感じはしなかった。大学は留学した関係で卒業した学年は元の学年の1年下だったし、剣道部学年は2年下で入っていたから同期が3年生で先輩と一緒に卒業する状態、これも違和感が強かった。

卒業式で別れを惜しみ泣く友を見て、映画でも観ているような感じだった。私はどうも別れに対して目を背けてしまうところがある。人生を卒業していくお世話になった人たちにも、どこかよそよそしく優しい言葉をかけれられないでいる。触れることも怖くてできない。

人を好きになることで私の心は鮮な色を知ることができたが、その色はまだ深さを知らない。別れの時に、しっかりとそれを立ち止まって感じられるかが、心の深さを知ることになるのかもしれない。

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