全日本学連剣道大会。
私は長野県チームの女子の中堅(隙間産業的参加)に呼ばれた。
この大会、学生時代から社会人からどこかの段階で日本一になったとか、世界一になった猛者がてんこ盛り参加。見ている分には見ごたえたっぷりで楽しい。
選手で参加したので試合もしなければならず。女子は3人戦で試合時間は3分。予選リーグの総当りのち勝ちあがりが決勝トーナメントへという流れ。
私の目標は、とにかく猛者相手に3分必ず試合上にたって試合をすること。できれば引き分け以上という(低い?)目標設定(^^ゞ
また、どうせ強くて若い人としか当たるのはわかっていたので、事前に詳細プロフィールをプログラムで見ることはしないようにした。
◎1回戦 東京家政 上段
先鋒が2本勝ちしたこともあり、ついつい引き分けようと思ってしまったのが、影響したかと。
上段の間合い難しく、積極的な先鋒と言うよりは柔らかい感じ。序盤にすりあげ面に行くも、足りず。中盤打ちに出ようと浮いた所を小手を取られた。そこから相手の間合いの中に入られず、試合終了。なんというか、自分でも硬かったと思う。
大将が負け敗退。
2試合目までに1時間まったこともあり、精神面もだいぶ復活。
◎2回戦 鹿屋体育大
先鋒はJAPAN代表で負け。
相手は、攻めも強く、構えているだけでビリビリくる。こういうタイプは初めてかも。それでも、1試合目とは違い積極的に対戦できた。相手が攻め気が強かったお陰で打ってくるところがわかるからかもしれない。凌ぐことはできても相手を崩して決定打につなげることができない。結局引き分け。自分でもこんな動きや打突ができるのかとびっくりした、たぶん良い試合だった。
大将 負けたとおもう。
◎3回戦 筑波(中四国)
先鋒 これまたJAPANな相手に健闘をしたものの、負け
相手が構えると攻めしっかり打突鋭く。序盤で引き面や引き面を取られたかな?と思ったが、旗上がらず。なんとか喰らいついていったが、終盤に面1本(引き技だったかな)とられ、返すことできず1本負け。
大将 引き分けたかな?負けたかな?記憶曖昧。
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3試合やってみて、やっぱり強いところは基本が綺麗で、攻め崩しうまく、冴えている。攻めもビリビリ来て、いままでやってきた試合とは次元が違うなぁと感じた。
学生や社会人(若手)時代にもこういう人たちと試合をやっていたとおもうけど、当時は瞬殺されていたので、ここまで体感できなかったのかもしれない。そういう意味では3分間全試合立てたのはすごく貴重な体験になった。
あとは、自分が普段体制崩してまで避けるとかしていないので、そういう反応は体ができず居付いた。ただ、避けるのがいいわけではなく、そこを打ち返すとか応じるようになればいいのかなと。
反射的に、自分でもこんなところから打てるんだとか、こんな体の入かえ(足の踏み変え)をして打突ができるんだ、というのが何本かあった。アキレス腱を切ってからなんだか打てなくなっていた、引き技も何本も出た。こういう体が勝手に仕事をしてできたことを意識的にできれば、また面白いと思う。
攻め崩しと、勇気は大きな課題。
本当に良い体験ができた大会だった。声をかけてくださった先生方に感謝。