構えまでを考える #36

今日は少年剣道の特訓稽古。館長自らの指導。
子ども達が偶数だったこともあり、面は付けず指導お手伝い。

準備運動→素振り→空間打ち→切り返し→基本打ち→技バリエーション→試合練習 団体戦・個人戦 各自3-4試合。 → 円陣試合稽古

円陣試合稽古は、先をとる稽古なので、そこを意識して審判することが大事。

今日の子ども達は、集中力が途切れることなく積極的でよい流れでの稽古だった。

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少年剣道終了後、道場で構えなどを研究。
力がいい具合に抜けた構えをイメージ。

まず、自然に立つ。

竹刀を傘を持つように左手で握る。
その竹刀を体の中央にもってきて、右手をそえる。
それをそのまま剣先を前におろし、構えをつくる。
右足を半歩前に出して、左足の踵を浮かす。
これでリラックスした構えのイメージができる。
※文章にかくとわかりにくい表現ですがご勘弁を。

次に手はそのままに、足を前後にすり足で移動。
その次は左右に。

ここまでは、わりと無駄な力が抜けている気がする。

では、昨日までで違和感を感じる原因はどこにあるか。
これは、相手を前にしたときに、問題が生じている。

・相手に届くように踏み込もうと 両脚に無駄な力が入っている。
・上半身は力を抜き、脚に力が入ることで、ちょっとふんぞり返り気味な構えになり、そこから打突にはいるので、少しタイミングがずれている。

左足の筋力が戻ってきている影響もあるだろう。
踏み込めなかったときには、相手を引き出そうと努力していたが、
今は踏み込めるようになった分、また自分から出ようと欲張っているのではないだろうか。そこが、脚に力が入る原因。跳ぼうという意識をまず遠ざけて、脚に無駄な力が入らないように、初心にかえってみよう。

金曜日の一般稽古では、上記問題点を踏まえ 相手を目の前にしたときの無駄な力が抜けた構え→打突 & 相手に集中することにだけにしぼろう。