八段審査見学 #non

朝一番から、2次までじっくりと。初めて見学したが得るものが大変多かった。やっぱりその場所にいなければわからないことがある。下記は自分のことは全く棚にあげての感想と、最後ちょっと妄想?

※※現時点の私が思った感想なので、物事を知らないがために、生意気なこと馬鹿なこと書いているかもしれませんが、ご容赦ください※※

前半は、動きが固い人が多く、また双方気が合わないで、ぐちゃぐちゃっとなり、挽回しようと焦ったり、空回ったような印象で終わる立会いが多く感じた。いいところもでるし、悪いところもでる。2分の立会は、シビア。

午後の部になると、立会は攻めからグググ・グググっと感じる見ごたえがあるのが増えた。これは年齢を重ね何回も受審している人が増えてくるからなのだろうか?

多くの立会いを見ると目が慣れてしまうところがあり、平たんに見える。そのなかでひときわキラリな感じの人は少なく。これは私が八段合格要素(!?)の情報がいっぱいこぼれているからなのだけど(;^ω^)

そんな私でもなんとなくわかることは、1次審査を通るためには、平均点じゃだめで、頭ひとつ抜ける何かがないと通れないことがよくわかった。

女性は6人全部を見ることはできたが、頭ひとつ抜けるということが、男性同士の場合よりもさらに難しそうに見えた。しっかりと、打ちきれたものがなければ厳しい。互角以上のものをもって、あの場でやっと互角に見えるというか。まだ八段に合格された方がいないので、この人たちが道づくりをしてくれているんだなと、ぼんやりと思った。

すごく気になったのは、名前隠しの青いガムテープをはられている人が、非常に多かったこと。全体の1/3以上いたんじゃないだろうか。なんか、寂しい気がした。

2次になると、会場が2会場になり、1次の雑然とした雰囲気がとっぱらわれるのもあるが、空気がピリリと張り詰めた感じになる。会場の注目度もUP。この中で残った約50名が、次々と立会いをしていく。ため息がでるぐらいいい立会が多くなる。この中から10名近くしか選ばれないわけで、受審者は相当体力も気力も必要になるのだろう。やっぱり八段って凄い。まぐれじゃ合格しない。

知人との約束があり、2次の途中までしか見られなかったけど、得るものは多かった。また、八段審査の空気を知ったことで、目指すべきところが自分の中で現実的になった気がする。

昔は八段になりたいなんて自分には絶対ムリムリって考えていた。
昨年ぐらいからだろうか、自分を高めるためには、はなから無理って思っていると目標設定も低くなるし、本当に無理になってしまうから、八段まで行く!って思うようにしようと決めた。

だから、相手が冗談で「八段までがんばれよ」って言ってくれたことでも、「はい、八段までやります」と口にだすことにした。この口にだすことで、無謀・妄想計画も自分の中に染み込ませていく。そうすれば勉強もするし稽古もする。だから、周りが「あいつ馬鹿言っているよ」っていったっていいやって。

本当に険しい道だってこと少しはわかる。だからからこそ目指したい。
幸い私の周りには本気で目指している人が多い。だからその背中を見ながら、今は進みたいなぁ。

最後に、当日お世話になった皆さん、ありがとうございました!