今日は道場で、日本剣道形演武大会が行われた。
小雨降る中の開催でとても冷え込みましたが、中身の濃い大会となった。
審査員には、館長の他に、永松範士、太田範士、がお越し下さり、見てくださった。雑誌とかによくのっている先生なので、実物にお会いできて、きゃーっと心の中でミーハー。
方式は、2人1組で、座礼からスタート。10本を打ったら、打太刀・仕太刀を交代して打つ。これが集中力を切らさないでやるのが大変…。
午前は三段以下の部+一部四段以上の部3組まで行う。
私は午後一番の部だったので、相方と昼休み中に合わせ、気持ちを落ち着かせた。
実際本番になってみると、緊張するもので心は大丈夫でも、足がガクガク震える。でも、とにかく集中・集中と思って、相手の呼吸を感じてがんばる。声はとにかく出すようにした。大きなミスもなく無事終了。
細かいところはさておき、「気持ちを合わせる」という事はできた。剣道をやっていて、これほどに相手の表情・状態・呼吸を感じて合わせて打ち、出るべき所を出す、ということをしたことがなかったので、とても勉強になった。思いやりもいる道なんだなぁと実感。
途中休憩で先生方のお茶くみをさせていただけた。
先生方にも打った形についていろいろとコメントをいただけて、来週の審査に向けてのアドバイスまでいただけた。印象深かったのは「審査はちゃんと勝負しないとういけないよ。1本勝負を3回やるつもりでね。がんばってください」と。
いろいろな人の形を1日に何組も見たのも初めてなのだが、それぞれに味がある。「こんな形を打ちたい!」ももちろんいっぱいあった。また、頭がぶっ飛んで真っ白になった相手をどう落ち着かせるか、というのも勉強になった。
いろいろ得る者の多い大会、それだけで満足だったのですが、2位をいただきました。自分の中では雑になった部分も多かったため、まさかもらえるとは思っていなかったので、びっくり。
今回やってみて、足りないところ、雑になってしまったところ、いっぱいあったので、ここを今度練りつつ、形を打っていきたいと思う。