手術は夕方で朝から暇で暇でしょうがない。今日は手術が3件あり、私はその3件目で時間が決まらないからだ。
午前中に回復室にベッド・家具移動するも、脱走して元の部屋に行ったりして世間話。絶対安静なんだけど、自覚症状ないゆえに脱走ばかり。家族がいたので、面会室で長話などなど。手術前なのに緊張感のないこと…。点滴指していたってふらふら徘徊していた。看護師さんごめんなさい。
術前はピンクの手術着で待機だが、これが私にない斬新な衣装?のためちょっと新鮮。下着もつけないで待つと説明されたが、手術時間が決まるまではパンツ・ズボン着用なり。
術前の1日絶食絶飲は意外と苦痛がない。点滴で補給してくれているせいだろう。
夕方6時になって慌ただしくなる。そして看護師さんから「6:15から手術です」との連絡、「えー、心の準備が…」などとおかしなことを思いながら病室に戻る。パンツ・ズボンを脱ぎ、ストレッチャーで移動。ものすごいスピードで壁が動く。エレベーターに乗る。頭側の看護師さんは妊婦さんだったが、「大丈夫?」と聞かれ思わず「看護師さんのおなかに頭当たったらどうしようかと思って」という。そしたら「大丈夫よ、私の子は蹴り返すから」との答え。ちょっと笑ってしまった。エレベーターが止まりまた猛スピードで移動、天井の雰囲気が手術室に変わる。
そこから先は、看護師さんがオペ看に変わる。青い服の人々が淡々とスピーディーに事を進める。名前と生年月日が確認され、ストレッチャーからあつい鉄板に移動し、その鉄板がウィーンと動き中の手術台の上に移動すると背中の鉄板は巻き巻きして、その下の手術台が登場し、患者がうまく移動するわけだ。おー、画期的。そんな所にばかり感動。
中に入ったら、私は膝をかかえ、麻酔科の人が背中に麻酔?などを流し込む管をつける。注射もそういたくない。次に仰向けになり、ピンクの手術着は前につけてあるホックがはずされ、一皮向けてへい一丁あがり。
酸素マスクを当てられ、深呼吸。全身麻酔だ。でも後から聞いたら麻酔はマスクから流れているのではなく、点滴の管に流し込まれたようだ。その後意識不明。名前を呼ばれ気づいたら口の中の管が抜かれる。あまりの違和感と気持ち悪さに嘔吐。その後は猛スピードでベッドの移動を重ねつつ、回復室へ、ああモウロウ。
回復室のベッドの記憶は声をかけられ、担当の先生の顔が見えて「●●さん、成功しましたよ。本当に患部は大きくなっていて破裂寸前でした。危険な状態でした。でも安心してくださいねー」との言葉を聞いて安心したのかブラックアウト。
長かったんだか、短かったんだかわからない夜だった…
追伸
家族の皆様、付き添いありがとうございます。また、関係各所の皆様、仕事の件ご理解いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。