開腹手術後はハードなもので、術後は「人であって人でない」ものに変える。起きあがることさえもが困難で疲れる。そうするとできていたことができなくなる。トイレ関係もしかり。下の処理を看護師さんがしてくれたりするわけだが、人ならざるものには羞恥心は存在しない。なされるがまま。
しかし、その中から気づくことも多い。視点が変わるから。人の関わり方が見えてくる。今の世の中は世知辛いことが多いが、人の情というものは失われないでほしいなぁ。
看護師さんの動きを見てえいると、「究極のサービス業」だなとつくづく思う。仕事とはいえ、人を支え治すためにプロフェッショナルに動く。しかも目の前には余裕のないお客さんがいる。お客さんが訴えることを迅速に適切に判断し対処できて当然というレベルを求められる。しかもほめてもらえることは少ないだろう。尊敬する職業のひとつになった。
残りの入院期間学び取れるものは吸収したい。