【大会】11/23 県下剣道大会 #95

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審判と選手と掛け持ち参加の大会だった。

■ 審判として
審判は、午前中は小学生、午後は中学生男子を、良い先生方に囲まれ集中してできた。1本勝負でテンポがよかったということもあるが、よく見えて面白かった。審判で組む相手でこんなにやりやすさが違うのかとびっくり。

中学生の相面や出ばな技は早いけど、以前むさぱぱさんが教えてくれたように、剣先の攻防を見逃さなければなんとなく判断はつく感覚を実感。

■ 選手として
選手としては、IDさん監督のもと市剣連チームの大将で参加させてもらった。中堅までは18歳、23歳、24歳と若いチームで構成。

試合が始まるまでには、会場変更が2回と昼休みまで挟む始末。ずいぶん待った気がした。先鋒・次鋒は3回面を付け直していたのでなんとも可愛そうだった。

1本勝負4分間。初戦から強豪チーム相手だったが、先鋒、次鋒はよく動き喰らいつき引き分け、中堅は国体選手相手によく粘ったが1本とられ、副将もつなげるために引き分けようとよく粘ったが1本負け。

私のところまでで負けは決まってしまったが、それぞれがあきらめないでよく粘った気持ちは嬉しく「よし、最後は引き受けた」と肚が決まった。そうしたら、気持ちは穏やかになった。

相手は30代前半のよく動く子。一緒に行ったお通杯でも活躍をし、チームでベスト8まで行った。その活躍が目に焼き付いている分、とっさの技には気をつけようと思った。

蹲踞して、大きな声を出す。最初は慌てずに攻めの時間を作る。くっと入ると反応をする。いつもなら面で届く間合いだったが、残念ながら審判していた関係でアップをしていなかったのが影響をして、届かず。次に小手に行ったがこれも、届かず。

相手がよく動く分警戒をして間合いが遠目だったのかもしれないが、準備不足は反省。なので、無理をして打ちに行くのは危険と判断して、確実性を重視して動くことにした。

技の間で鍔競りになって、少し長くなったかなと思ったところで主審から声が掛かる。「わかれ」かな?とおもったら開始線に戻される。そして合議。主審は何かを説明しているが、副審は1人は「そんなには気にならない」といっているようだった。もう1人は口の動きは見えなかったが、主審が再度それぞれに説明と確認をし別れた。開始線に戻ると「時間空費」の理由で両方が反則をとられた。

仕切り直しで再開。何度か機会に見えたところで出るも、相手の反応がよく、元打ちになったりして決まらず。中盤、相手がふと縁が切れたところで何か勘違いをし、開始線に無防備に戻っていく。そこを面に行けば決まる気もしたが、それもなぁと開始線に戻るのを見届けた。本人は止めがかかっていないことにびっくりしていた様子。

最後のほうでやっとチャンスが来て、自分が打突をし、ふと相手が止まった機会があって面にいったら旗が上がった。あとでIDさんに状況を確認すると、どうも小手に行ってあたらずそこに反応した相手に対して面にいっていたようだ。二の太刀の面ということになるのだろう。1本勝負だったおかげで、なんとか勝つことができた。

また、試合が終わってから知ったが、多くの地元剣連関係の方々が応援してくださっていて、あたたかい言葉をたくさんたくさん掛けてくださった。本当にありがたいこと。

市剣連の会長には「よくあそこまで我慢したね。成長したね。良い試合でした」とのコメント。

審判をしてくださっていた先生からは「あれはいい面だった。審査もあれが出ればいいんじゃない?」とのこと。「審査受かるには、小手と胴もできないといけないよと言われて頑張っているんですが…^^;」などと話をしている中でいくつかアドバイスをいただけた。

アップができなかったことが悔やまれるが、それでも得るものは多かった。

チームとしては1回戦で2-1で負けてしまったが、共有したものは大きい。来年また一緒に出てチーム皆で1回戦、2回戦、その先を突破したい。

■忘年会
大会後は仲間で集まっての忘年会で大騒ぎ。居酒屋→カラオケ→宿で部屋飲みで、結局最終組が解散したのは3時40分だった。良い仲間に巡り会えたことが実感できた。

その分、今日はちょっと寂しい気持ちになったけど(U_U)。。。

また来年、こういう幸せな時間を増やせるように、精進したい。最後に、家族・一緒に騒げる仲間たちに「ありがとう!」