【稽古】9/8 北信越稽古会 #73

9/8-9で女子講習会に参加。
午前に座学を受け、午後には北信越稽古会に参加。

■ 一般稽古
◯女子講習会に参加していた先生と
社会人なりたての頃からお世話になっている方で、先日の某実業団の合宿でもお願いした。今日は1番目なのでスタミナ面では心配なし。

チャッチャッチャとした足さばきから、スコーンと飛んでくる。
身長はそんなに高くないのだけれども、実は腕がとても長い。そして3.9の竹刀を操る。スゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!! とおもいつつ、力まないように、釣られないように。

相手をよく見て対応をするように、出られるときは捨てて打つように意識。引き出していただきつつ、いろいろな技が自然と出た。途中乱打戦になったけれども、求められていることはわかったので、それに乗っかって縁を切らないようにのりきれたのが、嬉しかった。先生ありがとうございました。

◯Dさんと
先日の合宿でお世話になった方。
しっかりとした剣道。試合がベースにあるかな。
細かくせめて、攻めだしが遅くならないようにする。
1本良い感触の面がでた。1本勝負の際には、小手で仕留められた。
きっと夢中になると手元が浮くんだな。

—-小休止が入る—-

■ 八段元立ち稽古
休憩時間の終わりより少し早くに面をつけ、宮崎(兄)先生の列に。
すでに先生方4人並んでいる後ろに、ちょこーんと入る。
その後は長蛇の列があっという間にできた。

◯宮崎(兄)先生
前の先生との稽古を、一所懸命見る。
攻め込みから、打突の冴えとスピードはさすが。
「よーしやってやるぞー」と鼻息荒い先生を、引き出して仕留める。小手でバクン!、躊躇していると面でバコン!膝を柔らかく使い胴。とにかく見惚れちゃう。相手が吸い込まれるように先生の打突ポイントに入っていってしまう。

自分の番が近づき、欲はかかず、我慢をし、機会には素直に反応をするをテーマに。

蹲踞から立ち上がり、まず大きな声を出して我慢、初太刀は相面状態になり、すぐさま先生は体をさばき小手。

そこから先は先生に自分を預けるつもりで集中。攻め込みで我慢ができ、先生の「うー、バン!」ってぐわっと来るときに自然と面がのびた、ウンとうなづいてくださる。

その後、少し長く時間を割いてくださり「1本」の声。何本かあって、ジリっジリっと我慢して待ち過ぎないように、機会と思ったところを素直に面にいったら打ち抜けられて、残心までしっかりとった。「にこっ」としてくださり終了。

運良くほぼ毎年稽古をお願いできているが、宮崎先生との稽古は、すごく整う気がする。余計な「◯◯してやろう」的な考えがない分、先生によく集中をし自然と体が仕事をしてくれる。先生の良い気が乗り移るのかな?ありがたいなぁ。

◯神奈川 小山先生
はじめてお願いできたが、本当に大きな先生。
蹲踞して立ち上がったらそこに山があった(*_*;

いきなり打ちに行くのではなく、やっぱり我慢して、上半身柔らかくを意識して相手に集中。先生の攻めこむ呼吸、機会、それを打たれながら意識をし、打たれたところは気をつけて、作りを早くすることを重点的に。いくつかストンと技が自然と出た。そういう技は体がちゃんと前にでて伸びる。

「1本」となり、よかったイメージを元に集中。引っ張られるように小手が出て、「よし、もう1本」。また引っ張らっるように面が伸びて出て稽古終了。

この先生も、やっぱり愛情ある稽古だった。
攻めから技までの流れで縁がきれず、整い良いイメージが残る。
体も自然と伸びる。縁を切らないで稽古するのはやっぱり大事なことなんだな。

ラストがかかり、女性と稽古。
先ほどの良い動きのイメージで縁を切らないように打つ。
かなり調子がいい状態で終わった。

■コメント
宮崎先生「また稽古しましょう」
小山先生「面がいいよ、いまのまま、そのまま稽古続けてごらん。」

いつも皆さんにかけている言葉なんだと思うけど、それでも先生からの言葉は舞い上がっちゃうぐらいに嬉しいもので。幸せいっぱいな稽古になった。

■雑感
「なんとかして打ってやるぞ」と意気込んでいる人は、どこかのバランスが崩れて先生方に返り討ちにあっていた。しっかり声をだして、ひとりよがりにならない人は先生方もしっかり接していた気がする。

どの稽古でも審査でもそうなのかもしれない。
相手がいてこそで、縁を切らないで行くからこそ、良い機会が見え冴えになっていくのかな。

今回お願いできた先生方も包容力があり、「私はこういう剣道もできるんだ」と発見や整っていく気がした。稽古の中で指導が見えるって凄いことだよなぁ。

とても幸せな稽古だった。

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ホテルに帰ってからは、仲間との懇親に励み、楽しい夜になった。
就寝 2:32 (∪。∪)zZ