【稽古】10/23 高段者研修会 #87

マスタヨーダを慕ってきてくれる群馬の先生の要望により、高段者講習会 at 道場。

いろいろな行事が重なっていたため、参加者は5人(含む私)。
でも命を削って指導するマスタヨーダなので、このぐらいの人数がいいんじゃないかなとも。

■日本剣道形
最初は日本剣道形。みっちり1時間近くやった。
私は群馬の八段を受審する先生のお相手を拝命。先日の演舞の貯金が残っていますようにと思いながら打つ。相手によく合わせるようにして、打ちやすいのを目指して打つ。お相手の先生を徹底的に鍛え上げていたマスタヨーダ。やっぱり真剣。すごい気迫。

そして、何回か見本でマスタヨーダと一緒に打つ瞬間があったけど、一緒にやると打ちやすいし引っ張り上げられる。これが「正しい理合」ってことなんかな?

自分memo>
・4本目の打太刀の 刃の使い方
・たまに刃が右に少し倒れて構えていることがるので注意

■休憩
この間に飲み物などの買い出しに行って帰ってきて、歓談。

■地稽古
特に立会形式ではやらなかった。
本当は買い出しして、見学というのがいつもの私の流れなんだけど、今日は人数が少ないので稽古に入りなさいということで、一緒に稽古。

T先生(六段)と
だいぶ審査に向けて絞り込んでいるし、動きが以前よりもシャープでしなやか。私も審査を受けるつもりで、縁を切らない、打ち切る、力(りき)まないを注意してやる。影響を受けて自分が整っていくので、やっぱり審査前の人と稽古するのは勉強になる。
引っぱり上げてもらって、面と小手が良いのが出せた。

H先生(六段)と
先生はとにかく面にこだわっているようだった。たぶん面以外技は出さなかったんじゃないかな。

でも私はその先生よりは下の段だし、技をあわせて制限する余裕はないので、いろいろな組み合わせを試した。
面のときは、同じタイミングになってしまう?お見合い状態でガシャーンとなることが多かったので、出る所が見えているんだなと感じる。

攻めで何回も打ちに行きたいのを我慢をして、足を滑らせて打つように意識して打つと、面が入ったので、自分の起こりのモーションが大きかったのがわかる。上半身スタートで打ちに行っていたのかな。こういうところを詰めて行かないと、審査でも「一緒に面ガシャーン」パターンの繰り返しになるだろうから、気をつけなきゃ。

M先生(七段)と
攻めを重視されており、そして出てくるところは見られているので無駄打ちをしないように我慢。我慢して出たけど、初太刀は防がれた。そこからもう一つと思って引き面を打ったけどなんか引き上げちゃったので、自分で「かっこわる…」と。ちょっと力んだので気をとりなおして冷静に。

ずいぶんと長いことやって、マスタヨーダの手前、どちらかに決め手がないとこの稽古は終わらないんだよなーと思って、相手の先生の竹刀と足の動きを再度観察。

先生の竹刀の動きが比較的浅い。ふと熊さん(テコの使い方)のことが思い浮かんだ。テコで少し大きめに振って打てばいけるかもと思った。一発勝負と集中して先生が面に来るタイミングで、それをやったらばっちりはまって面に入ったので、残心を思いっきり発声すると、先生が頷いてくれて稽古が終わった。

ひらめいて、それが実現できたのが嬉しかった。

その後は、審査受ける先生方が、マスタヨーダの要請で2本づつ稽古をやり全体の稽古終了。

少人数だったけど、ものすごく勉強になった。