【選考会】1/16 市剣連 選考会 #004

久々積もる雪で、朝からざっくざく雪かきをして汗かきかき。

午前中は比較的のんびりと過ごせた。



午後は、市剣連の選考会に参加。



■ 室内の道場に雪が舞う

会場に到着をし、設営をしていると、体育館中央が水で濡れており、雨漏りだねとみんなで雑巾で拭く。しかし、拭いたそばからポタポタと水がたれる。その内にバサっと雪が落ちてきた。皆で屋根を見上げると、屋根の三角の頂点に位置する部分に雪がはみ出て見えた(^^ゞ



施設の人に連絡をし、とりあえずは道場の床が傷まないように、一列にシートを置く。道場で3面とったコートのうち、右の1コートはなんとか無事。赤の人のコート外側から1mぐらいはぽたぽたと雫が落ちるが、そこで試合をすることになった。



今まで雨漏りもしていなかったのにと、その剣連所属の人は言っていたので、きっとこの雪と寒さで屋根が撓んだかなんかしたんだろう。





■ 試合開始



試合は、今回は参加者が少ないこともあり、選考会としては、初戦にその選手同士の試合を行い、その後続けて男女それぞれにの総当たり戦をすることとなった。女子は3人で2試合づつ。



1試合目は道場の先輩でもある、IDさんと。

私自身は、稽古もあまりしていなかったし、打ち気にとらわれれば手の内の知れている彼女には打たれてしまうことはわかっていたので、無理をしないこと。



そして、試合の場合間合いがちょうどいいと感じていても緊張で実は遠目になっていることが多いので、意識的に少し近間なイメージにしておくようにした。



体は意外に言う事を聞いてくれていて、背筋も足も手もいつもより柔らかく、相手が怖いなぁどうしようという迷いはなく試合はすすめることができた。



途中、機会があり、相手が面、私が小手に行ったところは、旗が2箇所あがっていて小手取られたかな?と思ったけど、よくみると自分の色も上がっていて、そのまま続行だったので、票が割れ、1人はナシとしたのだろう。1人が評価してくれていたんだなと思うと、気持ちはさらに落ち着き、じっくりできた。



最後のほうで、また機会があり、面をまっすぐに打つことができ、残心までもっていけて1本になった。その後は、無理をせず次の機会を待ちながらも時間終了。



稽古のように試合ができたという、よい形だった。





■ 2試合目

この人は20代後半で、目もよく、機会もうまくとらえるし、試合運びもうまい子。1試合に続きあまり気負いなく試合は進み、ただ、相手の打ち数に合わせて自分も手数がでる試合展開。ふっと機会が見えたところで、体が仕事をしてくれてまっすぐトンと打てた。面が入り1本。



試合の早い段階でとってしまったので、このまま無理しないでやるのか、選考会の意味もあるので、1本をなかったようなイメージで1本を取りに行く試合をするか迷ってしまったのが、流れがかわってしまったところ。相手の打ち数に合わせて、自分も無駄な打ちもでていて、体勢が崩れたふとしたところを面をとられてしまった。



その後、体力的に疲れたなと少し感じ、ちょっと気持ちが途切れたところを、ストンと面に乗られ、負けてしまった。残念。



<反省>

今回の2試合は、いいも悪いも自分らしさがでていたなぁということと、昨年よりは少しは成長したのかなと、今年1年の勉強すべき点が見えたのが収穫。



1試合目は気負いなく、無理もせず、体が自然に仕事をしてくれた試合。

そして1本目をとった後も、逃げるわけでもなく、精神的に落ち着いたまま試合を続行できたこと。



2試合目は、1本をとったあとに迷った、相手のペースに乗っていて2本返された悪いパターン。1本目とったあとにふてぶてしく、相手に打たせていればよかったのだ。その中で、相手にスキができればそこで確実に打てばよかったわけで、その機会がなければ打たなければよかったのだ。周りが、「打たなくなったな、逃げに回ったな」と感じようが気にしないで、自分のペースで前に攻める姿勢を守ればよかったわけで、あえて相手の動きに乗る必要はなかったんだよなと。そこがお人好しだったと感じた。



前に攻めるというのは、ただ体を前に前に出して打って動かすことをいうのではなく、たとえ体が動いていなくても、攻めで一歩も引かない気持ちで攻め崩すというイメージに自分の中で転換していかなければと感じた。



今年1年試合に関してだけいれば、攻めながらも確実なところをいくスタイルにすれば、また長生き剣道への道がひらけるに違いない。





■ 審判わんこそば状態

その後、男子も総当りをするので、女子3人で基本的には全試合を審判することに。2試合ごとに主審・副審を回していくようにして、わんこそば状態。今回は、高段者も多いので、こりゃ大変だと大緊張。



結局28試合を審判した。



位置取りとか技の判定はやっぱり不慣れな部分があって先生たちには迷惑をかけてしまったと思うけど、一般男性の高段者の審判はなかなかできるものではないので、大変勉強になった。



一番感じたのは、自分の実力以上の審判というのは大変難しいということ。でだからといって逃げていてはだめだし、その未熟な部分をわかった上で勉強させてくれた先生方には本当に感謝感謝。



七段VS七段は主審特に緊張した。ミスもしたし…。先生たちごめんなさい。怒られなかったけど、試合後、ゴメンなさいしにいっちゃった。



三段 VS 七段とかになると、七段が軸の中心になり、三段の方が行ったり来たりするので、副審の場合けっこう動くことになるのだなとか。高段者の場合、トントーンと2本目の返し技とかまでしっかり見極めるとか、あたりまえのことなんだけど、「なるほどー」と思った。技術の修練度で攻めの呼吸の差も見えたかな。



大変だったけど、終わってみれば、面白かったことに気づく。



お詫びがてら挨拶に行くと、抜き胴の判断のしかたや相面のところ、見極め方のコツとかあとで、教えてくれた。





■ 稽古

稽古は用事のない、残った人で周り稽古。

昨年末の「自分から打てない」と感じていた部分は、この稽古では少し薄れ、トンと前に勢い良くまっすぐ面や他の技、連続技に行けた稽古になり、気持ちもモヤモヤなく稽古できた。



悪い状況の時は足は固い。心の準備が出来ていないと、上に浮くような放物線を描く打ちになり、体が前に出るような鋭いうちにならない。抜けられないことがあった。いいときは、足が仕事してくれる。足の使い方を研究。



もういい稽古できないんじゃないかって不安だった部分があったので、よかったー。





■先生コメント

・手元を上げるのをギリギリになるまで我慢してごらん。また、技を出すときの攻めももう少しそぎ落としてコンパクトな攻めにしていくと、無駄なエネルギーは使わず迫力もでる。審査にも通用するよ。また左手右手のてこの作用は工夫してみて。打った後の左と右のバランスとかもね(^^ 打ち急ぐと右が先にのみちゃっていたりするから。



・いいところ打たれました(^^♪





女子は3人しかいなかったけど、3人に賞品だしてくれて、なんというかタナボタ的うれしさ。ありがとうございます。



イオンのギフトカードって可愛い!これチャージして使えるんかな。





久々によい疲労感だった。