北信越稽古会 #92

 

北信越稽古会へ 剣道ドライブ兼ねてIDさんと。
約1時間半で会場についた。
 
会場について看板を見れば、「全日本剣道連盟北信越稽古会」って書いてあった。着替えて、会場へ。長野県、富山県、新潟県、石川県、福井県 合同。年配の方が多いかんじ。それでも県をまたいでの稽古会はワクワクする。
 
知人と話していたら、先日お世話になった宮崎先生や竹井先生がはいってこられてビックリ慌ててあいさつすると、おっ!って声をかけてくださった。
 
整列をして一斉に準備運動、素振り。その後面付けして40分程度の自由稽古。
 
 
■ 自由稽古
 
まずは富山の先生にお願いした。
とにかく出てこない。打っていくと横にかわして打ってくる。なんというか、甲羅に入った亀のような剣道。こういうタイプとやるのはなかなかない。どうやったら引き出せるのか、いろいろ試しつつ。たまに、相面になるわけで。この横に行くのに対してどうするかがポイントだなぁ…と。打ち落とし面とかいろいろやった。最後の最後、なんとか相面で競り勝てて、「いまのは良い面だったな。ありがとう」ということで終わった。
つくづく私は動かない相手との稽古は苦手だというのが実感。この苦手を克服すべくいろいろな人と稽古しなきゃなぁ。
 
 
次に新潟の先生。
ゆったりしているけど、剣先は比較的強く安定したかんじ。ただ、足幅は横に広いので、きっと前にでてくるのは少しゆっくりめかな?と想像しつつ。最初は相面とか出小手とか、打たせてくれていたけど、中盤から徐々に相手のペースに。この変わり目の技が相手の抜き胴。すごく近い距離からクルンと竹刀を回して当てて打つ。この距離感がしんどく、面を封じられた感じ。小手面や、摺り上げ胴など使いつつ、上をなるべく打たないように組み立てて、やっと面が入った。「1本勝負」と声がかかり、最後、面を打たせてくださって終了。あとで話したらマスタヨーダの知人だった。
 
上記2名で10分~15分ずつやり息はさすがにあがっていた。
 
 
■ 指導稽古
 
タイミングよく、10分休憩。面をとったものの、八段の先生のところに列ができ始めていたので、水分を補給して面をダッシュでつけて宮崎先生の列へならんだ。その時点で9人目。指導稽古が14時40分までで40分間なので、1人3-4分としてギリギリ?この9人分、とにかく宮崎先生の良いところはどこか。自分が真似できるとしたらどの辺?と考えながら見ていた。前回同様、下がらない、出たら確実に1本の剣道。
 
かかっていく先生方は、宮崎先生が出てきたところをどうにかしようとしているのか、それとも出ていけばやられてしまうと考えているのか、なかなか積極的な動きにはなっておらず、そこを宮崎先生が機会を作りバコーンって打っていく流れが多く見られた。手首がとにかく柔らかく、正確。面を中心に見えない小手も炸裂。相手が小手に出てくるところを引きながら小手面とか、胴は状態は崩さず、腰を深く落として打つとか、多彩。それを見ていると、「剣道って創造性(ひらめき)が大事なのかもなぁ」と納得させられる。
 
それらを見ながら小細工なし、剣先こちょこちょなし、とにかくストーンと捨て身で打つように心がけよう。下がらないようにしようと心に決めて、自分の番。
 
ぐーっと攻めて、ここってところで面にでると宮崎先生も出て面。宮崎先生のほうが乗っているけど、私も面には少しとどいているので機会はあっているのかなと。宮崎先生ニコリと笑い続行。その後、小手面、摺り上げ面、自分が出せるものを出しつつ、打つ。1ヶ月前に付けていただいた稽古とちがって先生がニコニコしている。
 
「ラストー」と会場にアナウンスが流れ、1回中断。宮崎先生が後に並んでいた人たちに、「ごめんなさい今の稽古で終にしますので、またの機会に」と丁寧に並んでいた人たちに説明をして、もどってきて「よし、やろう」と。
 
とにかく集中して先生が機会を作るところは打ち負けてもあきらめないように意識してやるも、バコーンと面がくる。相手は百戦錬磨の猛者なんだから打たれて当たり前。めげないめげない。
 
途中、ふっと先生が少し沈んだところがあって、面に来るのかなと思い、前に小手を打ったら入って、先生が小手を上げてにっこりお辞儀した。ひー、まぐれじゃー(゚д゚)!
 
そして、その後数本のやりとりがあって、最後 相面で先生がのったところでタイムアップ終了。
 
礼をして寄って行くと、「小手いただきました。あの後にもう1本小手を打つといいよ。あの小手のあと、小手を打たない雰囲気が出てしまっていたよ。」とのコメントをいただいた。φ(`д´)メモメモ…
 
全体の礼をして、宮崎先生にもご挨拶。相変わらずジェントルマン。防具の片付けは人にさせない。
 
 
そして、皆が片付けして変帰る準備をしているところで、県の先生に「防具かたづけないで、稽古していきなさい。土屋は1本しかやっていないだろ、やり足りないだろ」ということで、居残り稽古確定 (つд⊂)エーン
 
 
■ 居残り稽古
 
居残り稽古の理由は、周りを見回してわかった。長野の先生と新潟の先生が面をつけていた。先生方2人きりというわけにはいかないし、何人かは一緒に稽古したほうがいいだろうという配慮の元だったんだなとわかり、急いで剣道具をつけなおして、稽古をお願いしに行く。
 
体育館に8人ぐらいだと広々と使えていい。
バーッと打って抜けられるので気持ちがイイ。
面は、宮崎先生が打つ最短距離?だけど大きくしっかりした面をイメージして打つようにした。感触がいい。面を打つときは、相手より竹刀が下にあるのは打ち遅れるってことだなというのは、真似した面をしているとわかる。
 
次に、弾丸ライナー剣速の先輩にお願いした。女性ながらにスピードと勢いのある男前の剣道をされる方。とにかく打ち始めの小手をパコーンと打たれる。結局10分位の稽古中に、3-4本とられた。面も。ぐはー、まいりましたァ。手元が浮いているんですかね?と聞くと、構えているときは見えないよ、打ち始めで浮くんじゃないかなとのアドバイス。なるほどー φ(`д´)メモメモ… あとは、多分居ついてしまったのもあるな、反省。
 
七段の先生にかかる
宮崎先生との稽古を思い出しつつ、稽古。
やっぱりこの先生の剣道はきれいで好きだなぁ。
連続技を多めにだした。最後の1本勝負は面でしとめられ、参りましたぁ。
 
新潟の先生にお願いしたら「もう体力の限界、また今度ね」とのことで、無事終了。
 
 
コメント
・おー、なかなか一筋縄ではいかなくなってきたよー(^ω^)
・今日は体が前に出ていていい剣道だったなぁ。
 
 
遠くに来た甲斐あって充実した稽古だった。
なによりもこの夏2回も宮崎先生にお願いできたのは嬉しかった。
剣道の神様のお誕生日プレゼントだな。