稽古  #29

■少年剣道



参加者少ない。

小学生5名+初心者3名



指導の先生がお休みだったので、代行。



準備体操、素振りの後、マスタヨーダ直々に指導。

足捌きと踏み込みの重要性を説いた。

そして構えから空間打突を子供にさせ、再度補足説明。



この説明はさすが。

自分でやってみせる、93歳 このときばかりは40歳ぐらい若返る。

とはいえ命を削って教えているなぁと感じる。



「信念」がそうさせているのだな。

この本気度合いというのは子供にも伝わるので、良い打ちがでる。



面をつけて、切り返し3本ののち地稽古を15分。

それで稽古は終わりにした。



木刀による~の稽古は、一番上の子が今日はやりたくないのでやらないといい、それに従いもう2人もやらず。残り2人はやると言ったので、5本目までの流れを数回繰り返し終えた。





■マスタヨーダとのお話



マスタヨーダに少年剣道の稽古後の挨拶にいき、アドバイスを受ける。



「稽古の仕方がずいぶん良くなった。自分ではどう思った?」と聞かれたので、「いつも指導してくれる先生の流れを切ってはいけないと思い、それに近づけて指導した方がスムーズになるのかと考え進めるが、うまくいかなくて、自分の指導力不足を感じる」とお話をした。



すると、ヨーダは「専門で教師をやっていたりそういうわけではないのだから、教え方云々は気にしなくていい。この道場では剣道で人を育てることが目的なのだから、自分なりのやり方でいい。極端な話、私の指導は、切り返しで稽古とそれだけだったよ。稽古の中で、どうやる気を維持させて集中してやるかなんだよ。そして、一番大事なことは、信頼されるように努力すること。教えることは教わること。わかるな(*^-^)」とのアドバイス。



重要な話がいっぱい詰まっている。

子供達に信頼されるよう、自分のやり方で一生懸命精進しよう。





■日本剣道形



ヨーダの話が心にしみたところで、日本剣道形。

ぴりっと集中できているおかげで、良い剣道形が打てた。





■一般の稽古



7人



ある程度人数がいると稽古も充実する。



今日は、原点に返って、上半身の無駄な力を抜くこと、手の内を柔らかく使うことを意識して稽古。ここ最近、踏み込みがちょっと浮いたかんじになっていたのも、少し改善された。



すりあげ技はさえた。あと間合いをガッとつめて剣先を割って打つ面も3本ぐらい出せた。かなり強引に間合いを切り込んだけど、捨て身で打てた気がする。



やはり、無駄な力が働かないと、技に柔軟性と締まりが出る。

自分の調子が狂ってきたなぁとおもったら原点に返って力を抜くことから始めるのが、復調へのきっかけになるんだな。





稽古後のヨーダのコメント

上段者相手の間合いを切り込んでの技、よかった。試合ではあそこまで強引に切り込んでいく技はうまくいかないこともあるとおもうが、稽古ではやっておいたほうがいい。がんばりなさい。