七段審査 見学

昨日は とっとと会議を終わらせ、東京武道館へ。
なんとか、12時半頃について 七段審査開始ころについた。
会場も観客席も人がいっぱい。

この中で昨日から道場生の受験生を応援に昨日から上京している、マスタヨーダを見つけるのは大変だろうなぁと思いつつ、観客席を見ると…。

イター!!! すぐ発見。
ヨーダ・オーラが出ていたのでしょうか(^^;)

とにかく、先生に挨拶をしに行き、そのまま先生の横で見学開始。
道場からの受験生の先生も会場で発見、気づいてくださったので手を振る、変な堅さはなさそう。

知人には、いいところより悪いところを探しながら見てご覧、そうやっていても、いい人は光っているから、といわれていたのでそこを意識した。

■立会 見学
私が見ていたのは第6会場で 40-50代位の方?のコート。
ちょいちょいマスタヨーダの解説を聞きながら見た。

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以下、自分の剣道の能力は棚上げ、しかも無知故に
生意気なコメントになるかもしれません お気に障りましたらご勘弁を————–

自分なりに審査員のつもりで○をつけながらみた。

数を見ていく内に、なんだか立ち会いが皆同じに見えてきた。
一本技で自分から仕掛けて、面が多く、相手が打ってきたら合わせるように体を崩して小手、または相面。または、双方にリズムが合わずガチャッとなってしま う。せっかくいいところを打ったのに、後打ちで決まらない小手や面を打って最初の決まった技の良い印象を消してしまう、そういう立ち会いが多かった。

私がイメージしていた七段審査は、スッと試合場に入り構え、蹲踞の立ち上がりは少し前に出るような感じで、声・体勢ともに気合いが出て、そこから15秒ぐ らいはチキチキと剣先でせめる。そして機会が来れば打つ。応じる、引き出す、二段技も出る こんな感じ。これは私の勝手な七段審査のイメージ。京都大会で みた良い立会の影響もあるかも。審査という中ではこれはなかなか難しいものだと思う。

30組、見た中には、私のイメージに近い人が数人(4人ぐらい)いて、立ち会いの中では光っていた。やはり合格。他のコートにも数人光る人が。

その人達は、立ち姿もかっこうよく、足がよく使えていた。体勢もくずれない。応じ技でも引き出し、ちょっと外れていても声と残心で1本にしていた。こういう立会は他コートでも自然と目をひく。

その会場は、14人が合格された。
私は、合格かなとイメージしていたのは8人ぐらい。
残念ながら、道場の方、知人は合格できなかった。

■気になった立会
素人目でみていても気になった所がいくつか。
1本の技がでても風格という面では厳しいのかなと。
良くも悪くも、審査には稽古でやってきたであろう姿勢がよく見える。
私が審査を受けているときも、こうやって見えているに違いない。

・気になったのは、やめがかかって戻るときに、片手で竹刀を持って のっしのっし開始線まで帰っていく人が散見されたこと。

・かけ声で 「ほれほれほれ…」といっている、「面とったりー」と言った人。

・構え直しの時に、竹刀の勢い余って(?)床を叩いて構え直しした人。

・蹲踞するときに弾みをつけている人も多い。

・着装が気になる人もいたし、袴に派手に文字が入っている袴(4行ぐらい)を着ている人も多い。

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φ(・ω・ )かきかき
個人的には、生地胴・鮫胴ピンク、白胴着はよく目立つ分 悪いところも余計に目に付いた気がする。自分も生地胴で受けていたけど、溜塗か黒胴で受験しよう。

■マスタヨーダのコメントで印象深かったもの
・皆、こだわってやっているなぁ
→これは、きっと形にとらわれて堅いということかなと理解
・気迫がないなぁ
・審査が厳しいと言うよりは、年限が過ぎたから受けているという準備のないも者もおおいな
・残心までが1本なんだがなぁ
・受けっぱなしじゃだめだ、あそこから技が出るといいなぁ
・みんな、審査の流れに飲まれちゃっているなぁ
・足裁き、前後にフワフワしているようじゃだめだ、次の打ちが出ない。ズッズッと動くのがいい。

■総括
今回は、受験生としてみている時とは違い、かなり客観的に審査というものを見られた。熊さんの「心構え」の記事も読ませていただいていたので、よく見えたのかもしれない。

そこで真似したい!と思ったこと、あれはワル目立ちするなぁと思ったことを、特に気をつけて今後の稽古に臨みたい。かなり貴重な体験だった。また機会があれば、他の段も見て勉強したい。

■おまけ
会場では金太郎先輩、マスタヨーダにご対面(^―^)
マスタヨーダ、かなり気に入った様子でした。
「彼は聞く姿勢というのができている、あれだったら八段までいっちゃうよ」
だそうです。先輩、お話ししてくれてありがとうございました。

帰りはマスタヨーダと一緒に長野まで帰った。
いろいろな話を聞けました。剣道はずっと好きだったとのこと。
「好きこそ物の上手なれ(^―^)」っと言葉をくれました。心にしみる。